レポート report

「天下一関白流の獅子舞奉納祭にいってきました!」

カテゴリ:祭
レポーター:シロイ

小林瀧尾神社/栃木県日光市

「天下一関白流の獅子舞奉納祭にいってきました!」

最寄り駅はSL列車の出発地点、東武日光鉄道「下今市」駅。

「天下一関白流の獅子舞奉納祭にいってきました!」

さらにここから二時間に一本の路線バスに乗って(乗客一人)40分、「大木」というバス停で下りると、見渡す限り田んぼ・田んぼ・田んぼ! そして大空をダイナミックに飛び交う白鷲たち!
人の気配が全くない!!

「天下一関白流の獅子舞奉納祭にいってきました!」

思わず不安になりながらウロウロしていると、石柱の横でなびく旗に「天下一関白流獅子舞」の文字が見えました。
田んぼに囲まれた森の中に佇む村の鎮守、「小林瀧尾神社」です。(このあたりは小林という集落らしい)

「なんと!『天下一』の獅子舞だって!?」とワクワクしながらお囃子の鳴る方へ駆けていくと……、

「天下一関白流の獅子舞奉納祭にいってきました!」

この日は朝から雨で祭礼が早巻きで執り行われたため、ちょうど鬼退治を終えたクライマックスのシーン(たぶん)でした。最初から見られなかったのが残念!

「天下一関白流の獅子舞奉納祭にいってきました!」

四方に笹竹を立て、しめ飾りを張った舞庭の前方に、村の長老方(たぶん)が額持ち、弓持ち、太刀持ちをつとめ、
四隅にてんこ盛りの花笠を持った人たち、そして笛が取り囲み、その中で獅子たちが舞っていました。

「天下一関白流の獅子舞奉納祭にいってきました!」

鳥の羽で作られた獅子の髪がバッサバッサ揺れるのがかっこいい!
この地域に伝わる獅子舞は一人立ちの獅子が雄2頭と雌1頭の三頭一組で舞うそうです。

「天下一関白流の獅子舞奉納祭にいってきました!」

どれが雄でどれが雌なのか、一体どこで見分けるんでしょうか。
全然区別がつきません(笑)。

「天下一関白流の獅子舞奉納祭にいってきました!」

鈴を鳴らしたり、日本刀を振ったり、
お腹の太鼓を打ち鳴らしたり、様々な振りにそれぞれ意味があるようでとても興味深いです。

「天下一関白流の獅子舞奉納祭にいってきました!」

土地柄、五穀豊穣を祈願しているのでしょうか。
獅子頭を被りながらダイナミックに舞う若獅子たちに、長老方から「ちゃんと音に合わせろよー」「しっかり!」「うまいうまい」などと叱咤激励されているのが、なんとも地元のお祭りという感じで和みます。
地元の人曰く、獅子が寝転ぶ振りがあったり、道化の鬼なども登場したりするらしい!

「天下一関白流の獅子舞奉納祭にいってきました!」

個人的には、獅子役の中の人が正面を向くと、獅子頭が天を仰ぐように上向きになってしまうのがなんとも滑稽で、この神社の狛犬と瓜二つで、ツボりました(笑)。

「天下一関白流の獅子舞奉納祭にいってきました!」

小林瀧尾神社は杉林の中に建つ小さな神社ですが、立派なご神木杉があり、これも獅子舞と共に文化財に指定されているそうです。
敷地内にはさりげなく素朴な石像があちこちに置かれていて、神さまめぐりができました。
恵比須さんと大黒さんのランデブー。

【おまけ】

下今市の辺りは日光の天然氷で出来たかき氷と、天然水で打たれた蕎麦が名物!
何時間も待って有名店に入らなくても、どこで食べてもおいしいです!

「天下一関白流の獅子舞奉納祭にいってきました!」

【ちょこっと解説】

小林の獅子舞は、毎年8月16日に栃木県日光市小林でおこなわれている。この獅子舞のように獅子1頭につき1人が入るタイプのものを「風流系獅子舞」といって、1頭に2人以上が入る獅子舞とは区別する。関東地方には、この獅子がトリオで踊るタイプが多く、俗に「三匹獅子舞」と呼ばれている。ここでは天下一関白流と称しているが、これは栃木県内にたくさんある流派の名前。関白流といっても豊臣秀吉とは関係ない。

小林へは、東武鉄道下今市駅からバスで30分ほど。ただし本数が少ないので車のほうが便利。朝9時頃に行列が神社に入り、15時くらいまで休み休み獅子舞を演じている。近くに飲食物を買える場所がないので要持参!