レポート report

思いがけず「江戸里神楽」を見られてラッキー! 秋祭りの神社で。

カテゴリ:祭
レポーター:芦田亡羊

都内の希少な無形遺産『江戸里神楽』

重要無形文化財「江戸里神楽」が今年も、去る9月23日(土曜)14時30分~奏演された。
場所は都内でも有数の桜の名所「飛鳥山」に隣接する北区西ヶ原の『七社神社』の境内舞殿。

出演は第五代松本源之助社中。当日は七社神社の大祭当日。境内の老若男女、小さい子どもたちも和楽器の演奏をバックにした社中の演技にじっと食い入るように見入っていました。今に伝わる「江戸里神楽」のなんともユーモラスで軽妙なしぐさ、伝統芸能の演技を堪能。

下町の雰囲気が色濃く残る西ヶ原にも都市化の波が少しづつ押し寄せ、マンションも建ち並び、若い子育て家族が増えて来ている。この里神楽が若い世代にも長く親しまれて行ってほしいものだと心から思いながら、しばし伝統芸能の世界を五感で楽しんだ。快い秋の一日。

【おまけ】七社神社の「子守犬(こまいぬ)」

一般的に“こまいぬ”は狛犬と書いて「一対」で置かれるが、七社神社の子守犬(こまいぬ)は二体とも子供を守るこま犬として、子宝・安産・家庭円満の御利益があると篤く信仰されている。
創建は1789年だが江戸の大火や何度かの遷座を経て明治二年(1969年)にいまの西ヶ原に再建されたとある。もしも二体が雌雄だとすると、今から150年ほども前に「育メン」雄の子守犬像ができていたということにもなる育メン発祥の神社!? 育メンが当たり前の今とは違い、明治の初めは男尊女卑の時代。なんとも珍しい二体の子守犬(こまいぬ)像だ。