正体不明の黒いやつ
西表島の節祭/沖縄県竹富町

正体不明の黒いやつ

 全身黒ずくめだ。まっくろ黒すけ、なんてかわいいものではない。白い砂浜を静かに歩く姿は異様だ。西表島、祖納の「節祭」に登場するこの黒いやつはフダチミといい、女踊り(アンガー)の一行を率いる。どうしてこんな黒づくめなのか実はよくわからないのだが、高貴なお姫様だから身を隠しているなどという説もある。節祭がおこなわれるのは新暦でいえば10~11月の時期。南島ではこのときに新たな年を迎えるのだ。

メモ

 西表島の祖納の「節祭(しち)」。旧暦10月前後の己亥の日から3日間というから旧暦カレンダーをチェック。フダチミが出るのは祖納だが、隣の星立(干立)の節祭も同日に行われる。だいたい時間がずれるので両方見ることができる。星立の方はオホホと呼ばれる変わった役が出るのが見どころだ。

にゃでしこ
節祭のお料理といえばバラピ。ヒカゲヘゴという木を切って煮るそうだにゃー。